マージおじさんとボグヴァーツ特急 著:日下部 峰雪
第14話 それにしても
「それにしても、あなたもひどいじゃありませんか。あんなふうに暴力的にあしらってはハリーがあんまりですよ!」
しかし、いくら正論とはいえ、当然怒りの収まっている筈もないおじさんに対して直言をすることは賢明ではなかった。
「もういい!!」
思わずマージおじさんは力を入れすぎてしまった。 ゴリラを上回る怪力に、いとも簡単におじいさんは落ちてしまった。 おじさんは老人が泡を吹いてぐったりしてるのに気づくと、ようやくその襟首から手を離して地面に叩き付けた。もうすでに老人のことなど頭にない。手がわなないている。目は怒りのあまり充血している。
「あのくそがきぃ!!手加減していればいい気になりおってぇ!!今度こそ殺してやる!!学校になど行かせるものかぁ!!確か今日だったな‥ロンドンに行くのは。まだ間に合うぞ・・。首を洗って待ってろ!!」
怒号を上げると、おじさんはその体型からは想像もできないほどのスピードで走り去ってしまった。 崩れ落ちた魔法使いの手から杖が零れ落ちる。 本当は、仕上げにマージおじさんの記憶からおじさんに話した事や魔法に関係する事を消しておくつもりだったのに・・・。
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